ストールなのに「どうして夏は涼しいと感じるの?」
夏に涼しいと感じるストールが「どうして冬は暖かいの?」
絹は「通気性・保温性」が備わっているから、夏涼しく冬暖かい。
蚕の口は三角形になっています。
だから蚕から吐き出される絹繊維は三角形の構造になるのです。
その三角形の繊維が、何本も重なり合い、一本の繊維を構成します。
この一本の繊維から作られたストールだからこそ、
重なり合った繊維の隙間が、夏は涼しく、冬は暖かいと思わせる理由なのです。
つまり、絹繊維の構造自体が吸湿性に富んでおり、 身体の表面から出された汗などの水分を
絹が沢山吸収して、衣類の外側に放湿してくれます。
肌表面の温度を一定に保ってくれるというわけです。
夏の暑い時に、汗をかいても肌表面は絹の吸湿性により「サラッ」とします。
だから、夏は涼しいと感じる訳です。
それと反対に
冬は肌表面から体温が逃げようとすると繊維の隙間に、熱を保持してくれるので暖かくなります。
だから、夏冬同じストールを巻いても、冬は暖かいストールに変身するのです。